1634年頃 イエズス会士作成 一折二丁
1634年頃 イエズス会士作成 一折二丁
1632年9月の(石田)アントニオ・ピント神父から翌1633年10月のアントニオ・デ・ソウザ神父までの約1年間の日本国内における殉教者たち(修道会士ら39名)についてのイタリア語報告書。執筆地は迫害下の日本あるいはマカオと推定されるが未詳。当時の殉教に関する情報や誤報(フェレイラの「殉教」など)を含む伝聞をリアルタイムで入手・記録した、極めて貴重な一次史料。
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1620年3月10日付、記録管理官トーマス・ウィルソン宛
一折二丁
イギリス商館長コックスが旧知の大蔵卿秘書官ウィルソンへ宛てた自筆書簡。イギリスの対日貿易撤退(1623年)直前期の日英関係に加えて、イギリス人の目からみた日本国内の政治情勢(福島太夫の改易、秀頼様の生存説、皇帝陛下によるキリシタン大量処刑)についても窺うことができる稀有な一次史料。大英図書館旧インド省文庫所蔵イートン写本の原本。
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アレッサンドロ・ヴァリニャーノ神父 原著
1601年7月25日脱稿、1740年代写本 羊皮紙洋装幀
イエズス会日本・シナ巡察師ヴァリニャーノ神父が1601年に加津佐(現・南島原市)で認めたスペイン語手稿本。ヴァリニャーノ神父の「日本史」第1部。ザビエル神父による日本宣教開始(1549年)から第2代布教長コスメ・デ・トルレス神父の逝去(1570年)までの約20年あまりの日本宣教について、全25章にわたって記されている。アジュダ図書館(リスボン)所蔵写本の類本。
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・Historia da Igreja do Japão(日本教会史)ジョアン・ロドリゲス「通詞」神父 原著・写本 KB445:336 など